私たちの生活に今やなくてはならない家電に「エアコン」があります。地球温暖化の影響もあり、地域によっては気温が体温より高い40度を超えることもあり、今や健康維持のためにもいまや必須家電です。
また家電メーカーも国の定める省エネ基準をクリアした省エネエアコンの開発に力を注いでいるし、そろそろ新しいエアコンに取り替えたいから家電量販店にいってみるか!! とお考えならチョット待ってください。実はエアコンの購入・工事は街の電気屋さんに相談するのがおススメです。
■エアコン購入は街の電気屋さんがいい理由
主な理由を以下に上げてみました
①専用のコンセントが必要な場合がほとんど
②アース線の取り付けが必須
③エアコンによっては電力不足になることがる
では一つ一つ掘り下げていきましょう。
■専用コンセントが必要なワケ
近年のエアコンは省エネ性能も格段に良くなってはいるものの、使用する電力は家電の中でも大きな部類に入ります。このため供給する電力を別に分け認識しやすいように通常の形状ではない電源プラグがついていることがあります。
こういったエアコンの場合、コンセントの形状もその電源プラグに併せて変更しなければいけません。携帯電話のように変換コネクターではダメなのかって感じですが、そもそもエアコンは100V以上で動作するため、変換コネクターでは電気的ロスが大きく、最悪の場合発火に至ることがあります。
■アース線の取り付けが必須なワケ
アース線は消費電力が大きい家電にはだいたいついていますね。冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機等がそうですね。
アース線はそもそも電気が何らかの要因で本来の電気回路以外に漏れる「漏電」を地面(=地球=アース)へ逃すためにあり、本来であればコンセントのすぐそばにあることが望ましいでのす。
ただ住宅が建てられた時期や住宅設計、コンセントカバーのバリエーションにより、家電から出ているアース線が繋げることができないケースが多々あります。
こういった場合、エアコン取り付け工事以外にもアース工事が必要になってくるのですが、家電量販店のエアコン工事取り付け費用は、これが別途請求となる場合があります。
■エアコン取り付けによる電力不足がおこるワケ
賃貸あるあるの笑い話で、エアコンとテレビと電子レンジを使ったらブレイカーが落ちたというのがありますが、一戸建て住宅なら大丈夫だと安心してはいけません。実は屋内配線の設計によっては同じようなトラブルが発生します。
そもそも、コンセントは外から見ていると一つ一つ独立して見えますが、電気配線で見てみると、一つの電線の上にいくつものコンセントがついています。
はやい話、コンセントとはすごく離れた電源タップと考えていいでしょう。例えば一つの部屋に4箇所コンセントがあったとしても電線配線で見ると全て一つというわけです。
この一つしかない電気配線に大きな電力を使うエアコンを追加してしまうと、ブレイカーがひんぱんに落ちたり、最悪、電気配線への過負荷により発熱・発火を引き起こす場合があるのです。
こういった場合、エアコン用に独立した電気配線が必要になってきますし、家電量販店のエアコン設置では別途料金扱いとなる場合があります。
■エアコン工事は電気工事のプロに任せるのがベスト
エアコンは家電の中でもかなり特殊なものになり、その取り付けには電気の専門知識や技術が必要になってきます。
もちろん家電量販店で購入しても電気工事ができる業者が来てくれるのですが、電気専門工事が必要な部分になると別途費用がかかったり、そもそも取り付けができないという判断をされてしまい工事が伸びてしまうこともあります。
電気工事を得意とする業者へ事前見積もりの依頼をすることで、エアコン選定から追加工事が必要かの判断まで、ワンストップで対応してもらうことができるというわけです。
エアコン工事のご相談は、寺田電気までお気軽にお問い合わせください。